呪われた道標 —— 呪鬼会の導鬼の儀
呪われた道標 —— 呪鬼会の導鬼の儀
迷える魂は、時に正しき道を見失い、闇の中を彷徨い続ける。その魂を導くために行われるのが、呪鬼会に伝わる「導鬼の儀」である。この儀式は、標的の運命をねじ曲げ、強制的に特定の道へと誘導する禁断の呪術である。だが、運命を操るという行為は、己にもその影響を及ぼすことを忘れてはならない。
霊導の儀
導鬼の儀は、依頼者が標的をどの道へと誘導するかを決定し、呪術師がそのための術を施すことで成立する。祭壇の上には、標的の名を記した呪符が置かれ、導きたい方向を象徴する印が刻まれる。黒衣の呪術師が呪言を唱え始めると、周囲の蝋燭の炎が不自然に揺らぎ、空気が重く沈む。儀式が完了した瞬間、標的の運命の糸は引き寄せられ、不可避の導きを受けることとなる。
ある依頼者は、特定の人物を破滅へと導くため、この術を求めた。術者が呪符を炎にくべると、煙がまるで蛇のように渦を巻きながら立ち昇る。そして、依頼者の念が強く込められた瞬間、その煙はゆっくりと標的の名が記された形代へと吸い込まれていった。標的の未来は、すでに変わり始めていたのだ。
操られる運命
導鬼の儀によって、標的の運命は強制的に変えられる。しかし、その行為が完全なるものとなる保証はない。標的が強い意志を持ち、呪いの影響を振り払おうとすれば、逆に術を施した依頼者へと影響が及ぶこともある。呪いとは、放った側もまたその運命に絡め取られるものである。
もし貴様がこの術を望むのならば、その影響を覚悟するがよい。運命を操ることは、己の運命にも干渉することにほかならぬ。我らは、その選択を見届ける。公式サイトへと進むがよい。
