呪い代行体験談

老いらくの恋。初恋の相手と。

呪い代行夫婦関係

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依頼者:Y様/60代/無職
いい年して、と自分でも思います。きっとこれを読んでいるあなたもそう思うことでしょう。 私は来年還暦を迎えます。

二十代のころにお見合いで知り合った主人と結婚してもう四十年近く連れ添っています。 子どもにも恵まれ、自分で言うのもなんですが幸せなごく普通の家庭だと思います。 普通の幸せな家庭、それが私にとって最大の幸せだったはずです。

しかし、人生も残り少ない時間となった今、時折あの頃のことを思い出すのです。 まだ私が十代のころ。短大に入学した時の事です。 美術系の学校だったため、デッサンを個人的に習うため、近くの大学の予備校に通っていました。 バスに乗って一時間、それまであまり一人で遠出することのなかった私は、授業よりも一人で出かける、その帰り繁華街で時間をつぶす、それが何よりも楽しみでした。 何よりデッサンを指導してた5つ年上の当時は美大の大学院に通っていたAさんに淡い恋心を描いていたのです。

Aさんは今まで私が出会ってきた田舎の男性とは全く違う知的でユーモアにあふれた方で、ふるまい一つが洗練されていたすべてが私の理想といえました。 Aさんには当時、お付き合いしていた彼女もいましたし、私もまだ男性経験もなく、二人の中が進展することがありませんでした。

それが、ある日、あれはAさんが在籍していた大学院のデッサンの品評会が迫っていた年末でした。 Aさんはどうしても女性の体が描けないと悩んでおり、私はAさんの才能なら必ず名画かかけるはず、と毎日そんなAさんの悩みを受け止めていました。 だんだんとAさんの悩みを聞くにつれ、Aさんの心に触れるかのような、間隔・・・それが二人の距離を狭めるのに時間はかかりませんでした。

Aさんは私にとって最初の男性となり、彼女への罪悪感を覚えつつ、私が卒業するまでの間、逢瀬を重ねました。 卒業後、Aさんは東京のデザイン会社に就職し、当時の彼女と結婚されたそうです。 私もその後、お見合いで主人と出会い、幸せな家庭を築いています。 それでももし、当時、Aさんと結ばれていたら・・・あの時、もっと勇気を振り絞ってAさんを奪いとったなら・・・。

そう思うことがしばしばです。 今、Aさんは何をしているのだろうか・・・そんなことを毎夜毎夜、寝言をたてる主人の横で一人考える私です。 そういう妄想は止まることを知らず、とうとう私はインターネットで初恋の人を探すために、というサービスを探しました。 探偵や怪しいやくざまがいの会社もありました。

しかし私が求めているものはAさんの現状把握だけでしょうか。 私は自分に問い尋ねました。もしもAさんが幸せならそれでよし、でも、もしAさんも私のことを覚えていてくれるのなら・・・もう一度抱いてもらいたい、と。

そこで私は探偵ではなく呪鬼会の呪い代行という手段に興味を持ちました。 呪い代行に依頼する方の大半が女性で在り7割りの方に効果があるというではありませんか。 依頼後、私に一つの転機が訪れたのです。 普段は全く目を通すことがない新聞の折り込み広告に目が留まりました。 近くで西洋画のギャラリーがオープンし、当時Aさんがよくモチーフにしていた画家の作品も展示されるとのこと。

すっかり依頼したことも忘れていた私だったので、特段何も感じませんでしたが、家にこもってばかりも仕方がない、と一人ギャラリーに足を運びました。 そこにあったのは当時Aさんに教えてもらった画家たちの作品や思い出深い写真。 あぁ、まるであの頃のようだ・・・そう思って振り返ったとき、本当に心臓が止まりそうでした。

そこにいたのはなんとAさん。 Aさんも目を丸く開け私の名前を呼んでくれました。 私たちはしばらく声を発せず、お互いの年齢を重ねた姿をまじまじと見ました。 その後、私たちは近くの喫茶店に行き、お互いの近況を話し合いました。 Aさんは昨年、奥様をなくされたこと。子宝には恵まれなかったこと。そして私の事を覚えていてくれたこと・・・。

私はとても幸せな気持ちになりました。 主人にはとても感謝しております。それでもまだ私の中の女の気持ちがある、その気持ちは止められないこと。 私はAさんと新し人生を歩みたいとそう決意しました。 まだ二人の間に問題は山積みです。しかし、呪術師の先生に言われた通り一度の人生、自分の幸せを追求していきたいと思います。

呪鬼会より返信

何歳になっても人を愛する気持ちに恥ずる必要はありません。
またご亭主様には残念な結果になったかもしれませんがそれもご亭主様の運命なのです。
すべては運命のあるがままに。呪いはその助力をしたまでです。

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